キャスト・スタッフ

カニーニとカニーノ
声の出演

木村 文乃(きむら・ふみの)

1987年、東京都生まれ。『アダン』(06年)のオーディションで約 3000人の中から選ばれ女優デビューし、『風のダドゥ』(06年)で主演を務める。2012年、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で脚光を浴び、以降、「マザー・ゲーム ~彼女たちの階級~」(15年)、『十字架』(16年)、『火花』(17年)など数々の話題作に出演。
2018年現在「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」(18年)、『伊藤くん A to E』(18年)、『羊の木』(18年)に出演しているほか、数々の映画やTV、CM等で活躍している。

鈴木 梨央(すずき・りお)

2005年、埼玉県生まれ。「カエルの王女さま」(12年)で子役デビュー。翌年NHK大河ドラマ「八重の桜」(13年)で主演である綾瀬はるかの幼少期を演じ、注目を浴びる。以降、「Woman」(13年)、「明日、ママがいない」(14年)などに出演し、『リトルプリンス 星の王子さまと私』(15年)でアニメーション声優に初挑戦。「お兄ちゃん、ガチャ」(15年)で連続ドラマ初主演を務め、「わたしを離さないで」(16年)、『僕だけがいない街』(16年)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17年)など話題作に出演するほか、CM、イベント、テレビ番組等、活躍の場を広げている。2018年現在、『こどもしょくどう』(18年)の公開を控えている。

脚本・監督

米林 宏昌(よねばやし・ひろまさ)

アニメーション映画監督。1973年、石川県石川郡野々町生まれ。金沢美術工芸大学商業デザイン専攻を中退。1996年にスタジオジブリに入社し『もののけ姫』(97年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)では動画、『千と千尋の神隠し』(01年)で初めて原画を担当。その後、『ギブリーズepisode2』(02年)、『ハウルの動く城』(04年)、『崖の上のポニョ』(08年)で原画を、『ゲド戦記』(06年)では作画監督補を務めた。2010年に公開した『借りぐらしのアリエッティ』では初監督に抜擢。その年の邦画NO.1となる、観客動員 765万人・興行収入92.5億円を記録。2作品目の『思い出のマーニー』は第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた。
最新作として、ジブリ退社後にスタジオポノックで制作した『メアリと魔女の花』(17年)がある。

音楽

村松 崇継(むらまつ・たかつぐ)

音楽家。1978年、静岡県浜松市生まれ。国立音楽大学作曲学科卒業。高校在学中にオリジナルのピアノ・ソロ・アルバム『窓』(The Window)でデビュー。映画やドラマの作曲家として早くからその才能が注目され、大学4年在学中に映画『狗神』(01年)、映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』(02年)の音楽を手掛け、NHK 連続テレビ小説「天花」(04年)の音楽を歴代史上最年少で担当する。これまでに50タイトル以上の映画、TVドラマ、舞台等の音楽を手掛ける。
主な作品として、『クライマーズ・ハイ』(08年)、『大奥』(10年)、『アントキノイノチ』(11年)、『大奥~永遠』(12年)、『遺体~明日への十日間』(13年)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16年)、『グッドモーニングショー』(16年)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年)(第41回 日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞)などの音楽を担当。米林宏昌監督作品の『思い出のマーニー』(14年)『メアリと魔女の花』(17年)では音楽を手掛けた。

サムライエッグ
声の出演

尾野 真千子(おの・まちこ)

1981年、奈良県生まれ。河瀨直美監督に見出され、主演作『萌の朱雀』(97年)でデビュー。同作で第10回シンガポール国際映画祭主演女優賞を受賞し、河瀨直美監督と再度タッグを組んだ主演作『殯の森』(07年)は 2007年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。また、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(11年~12年)でヒロインを演じ、高い演技力で注目を浴びる。以降、演技派女優として数々の話題作に出演し、2018年公開作に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(冨永昌敬監督)、『クソ野郎と美しき世界』(太田光監督)などがある。

篠原 湊大(しのはら・そうた)

2008年8月9日生まれ。埼玉県出身。特技はサッカーと日本舞踊。2005年小学一年生モデルオーディション準グランプリ。出演作に東海テレビ(フジテレビ系列)「明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜」(2005年)、日本テレビ「視覚探偵 日暮旅人」(2007年)、映画「破裏拳ポリマー」(2007年)などがある。

坂口 健太郎(さかぐち・けんたろう)

1991年、東京都生まれ。2010年、第25回MEN'S NON-NOモデルオーディションに合格し、MEN’S NON-NO専属モデルとしてデビュー。モデルとして活躍する一方、『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』(14年)で俳優デビュー。『64-ロクヨン-前編/後編』(16年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以降、俳優として『君と100回目の恋』(16年)、『ナラタージュ』(17年)、『今夜、ロマンス劇場で』(18年)など数々の話題作に出演。

脚本・監督

百瀬 義行(ももせ・よしゆき)

アニメーション演出家。1953年、東京都生まれ。高畑勲監督作品『火垂るの墓』(88年)での原画担当を機に、スタジオジブリへ入社。以降、『おもひでぽろぽろ』(91年)『平成狸合戦ぽんぽこ』(94年)で絵コンテ作画を担当。95年、ジブリCG室創設に参加し、『もののけ姫』(97年)では、CGパートにおいて重要な役割を担い、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)では演出として新たな映像表現を作り上げた。『ギブリーズ episode2』(02年)で劇場作品初監督を務めた後、「ハウス食品 おうちで食べよう シリーズ CM」の演出(03年)、監督(04年)やcapsuleのPV「ポータブル空港」(04年)、「space station No.9」(05年)「空飛ぶ都市計画」(05年)、新垣結衣PV「piece」(09年)の監督も務め、レベルファイブのゲーム「ニノ国」(10年)のアニメーションパート演出、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』(13年)では、飛翔場面とラストのシーン設計を担当。スタジオポノックでは、JR西日本CM「Summer Train」の演出を担当した。

音楽

島田 昌典(しまだ・まさのり)

1961年大阪生まれ。音楽プロデューサー、アレンジャー、キーボーディスト。
aiko、秦 基博、back number、YUKI、FUNKY MONKY BABYSなど数々のアーティストの楽曲プロデュースやアレンジを務める。2014年には自身のプロデュースワークによる数々のヒット曲を集めたCDアルバム「島田印」をリリース。いきものがかり、スガシカオなどの代表曲が収録されている。

透明人間
声の出演

オダギリジョー(おだぎり・じょー)

1976年、岡山県生まれ。近年の主な出演映画に2017年『南瓜とマヨネーズ』、『エルネスト』、2016年『オーバー・フェンス』、『湯を沸かすほどの熱い愛』、『続・深夜食堂』。テレビドラマに2017年『刑事ゆがみ』、2016年『重版出来!』。また海外作品に『悲夢』(09年)、『マイウェイ』(12年)、『FOUJITA』(15年)など。公開待機作に『ルームロンダリング』片桐健滋監督、『SATURDAY FICTION』ロウ・イエ監督など。

田中 泯(たなか・みん)

1945年、東京都生まれ。舞踊家。クラシック・バレエとモダンダンスを学び、独自の踊りのスタイル「ハイパーダンス」を展開し、海外で高く評価され、現在も世界各地で活動する一方、山田洋次監督作品『たそがれ清兵衛』(02年)で映画デビューし、同作で第26回日本アカデミー賞助演男優賞と新人俳優賞を受賞。以降、映画やドラマに数多く出演し『メゾン・ド・ヒミコ』(05年)、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)、『るろうに剣心「京都大火編」「伝説の再期編」』(14年)など迫力あふれる演技で活躍の場を広げている。「伝説の再期編」』(14年)、『 Vision』(18年)など迫力あふれる演技で活躍の場を広げている。

脚本・監督

山下 明彦(やました・あきひこ)

アニメーター、演出家。1980年代からフリーのアニメーターとして活動。OVA作品「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION─地球が静止する日」(92年~98年)でキャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督を務め、数々の作品で活躍。スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』(01年)の原画で初参加。『風立ちぬ』(13年)でも原画を務めた。その他、『ハウルの動く城』(04年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『コクリコ坂から』(11年)では作画監督。『崖の上のポニョ』(08年)『思い出のマーニー』(14年)『メアリと魔女の花』(17年)では作画監督補を務め、各作品で重要な役割を果たしてきた。三鷹の森ジブリ美術館オリジナル短編作品『ちゅうずもう』(10年)は初監督作品。

音楽

中田ヤスタカ(なかた・やすたか)

音楽家・DJ・プロデューサー。‘01年に自身のユニット CAPSULEにてデビュー。日本を代表するエレクトロシーンの立役者であり、Kawaiiダンスミュージックからハードなトラックまで、その独自の感性によって世界中のアーティストから支持を受けている数少ない日本人アーティスト。音楽プロデューサーとしてはPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅなど数々のアーティストを世に送り出し、国内外のポップシーンを常に牽引、国際的なセレモニーへの楽曲提供などパブリックな作品の他、数々の映画の楽曲制作にも携わっている。近年では、ソロアルバム「Digital Native」を発表、iTunesアルバム総合チャートで1位を記録。クラブシーンを核に、時代をナナメに切り取る独自のセンスによって、ゲーム、ファッション、映画まで、その活動は多岐に渡る。

プロデューサー

西村 義明(にしむら・よしあき)

プロデューサー。1977年、東京都大田区生まれ。米国留学後、02年、スタジオジブリに入社。『ハウルの動く城』(04年)、『ゲド戦記』(06年)、『崖の上のポニョ』(08年)の宣伝を担当。スタジオジブリ洋画アニメーション提供作品『王と鳥』(06年)、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー作品『チェブラーシカ』(08年)で宣伝プロデューサーを務めた。企画制作に約8年を費やした初の長編プロデュース作品『かぐや姫の物語』(13年/監督:高畑勲)が、第87回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門ノミネート。長編2作目となる『思い出のマーニー』(14年/監督:米林宏昌)が、第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた。スタジオジブリ退社後の15年に株式会社スタジオポノックを設立し代表取締役に就任。米林宏昌監督作『メアリと魔女の花』(17年)をプロデュース。

STUDIOPONOC

2014年末にスタジオジブリを退社した、プロデューサー西村義明が立ち上げたアニメーションスタジオ。「ポノック」とはクロアチア語で「深夜0時」を意味する(ponoć)に由来し、新たな一日のはじまりの意味を込めた。
2017 年夏にスタジオポノック初長編作品となる、米林宏昌監督作品の映画『メアリと魔女の花』を制作。2018年、短編アニメーションの制作レーベルとして「ポノック短編劇場」を新設し、第一弾となる『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』を発表。
本作はスタジオ初の短編アニメーションとなる