原作: A.F.ハロルド「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)
英国の詩人、朗読家、作家。
幼少期より詩を書き始める。レディング大学卒業後本屋に勤務、本屋の閉店を機にフルタイムの詩人となり、2007年チェルトナムの詩の競技会で優勝。2000年後半より詩のワークショップや子供向けの詩や物語を執筆。本映画の原作となる「The Imaginary」はイギリス文学協会賞受賞をはじめ、ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞等にノミネートされ、海外の各有力メディアからも絶賛された。
監督: 百瀬義行
アニメーション演出家。
高畑勲監督作品『火垂るの墓』(88)での原画担当を機にスタジオジブリへ入社。以降『おもひでぽろぽろ』(91)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(94)、『もののけ姫』(97)、『千と千尋の神隠し』(01)など、数々のスタジオジブリ作品で中核的役割を担った。『ギブリーズ
episode2』(02)で短編初監督。capsuleや新垣結衣のPVでも活躍。その後、スタジオポノック短編劇場『ちいさな英雄』(18)の一編『サムライエッグ』、2021年にはオリンピック文化遺産財団芸術記念作品となる短編映画『Tomorrow’s Leaves』を監督。
プロデューサー: 西村義明
映画プロデューサー。
02年スタジオジブリに入社。宮崎駿監督初のTVCM『おうちで食べよう。』シリーズ(04)から製作業務に関わり、次いで『ハウルの動く城』(04)、『ゲド戦記』(06)、『崖の上のポニョ』(08)の宣伝を担当。その後『かぐや姫の物語』(13/高畑勲)や『思い出のマーニー』(14/米林宏昌)でプロデューサーを務め、二度の米国アカデミー賞にノミネート。2015年4月、アニメーション制作会社スタジオポノックを設立し、代表取締役兼プロデューサーを務める。『メアリと魔女の花』(17)スタジオポノック短編劇場『ちいさな英雄』(18)、『Tomorrow’s
Leaves』(21)をプロデュース。
スタッフクレジット
原作 | A.F.ハロルド「The Imaginary」 (「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊) |
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監督 | 百瀬義行 |
作画監督 | 小西賢一 |
美術監督 | 林 孝輔 |
動画検査 | 長命幸佳 |
キャラクター 色彩設計 |
高下直子 |
撮影監督 | 福士 享 |
映像演出 | 奥井 敦 |
音響演出 | 笠松広司 |
音楽 | 玉井健二 & agehasprings |
主題歌 | A Great Big World featuring Rachel Platten 「Nothing’s Impossible」 (サントラ/ユニバーサル ミュージック) |
プロデューサー | 西村義明 |
制作 | スタジオポノック |
スタジオジブリ作品『かぐや姫の物語』(13)や『思い出のマーニー』(14)をプロデュースした西村義明が、ス タジオジブリ制作部門の解散を機に立ち上げたアニメーション制作会社(15 年 4月設立)。 スタジオ第一作目となる長編映画『メアリと魔女の花』(17)は、興行収入32.9 億円と国内の新設スタジオとしては異例のヒットを記録し、世界150以上の国と地域で上映された。翌年発表した短編アンソロジー『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』(18)は国内外から高い評価を得て、新たな挑戦として注目を集めた。2021年、オリンピック文化遺産財団と共同制作で『Tomorrowʼs Leaves』を発表。最新作『屋根裏のラジャー』はスタジオポノックの長編2作品目となる。